STIGA NEWS
及川瑞基×DNA ドラゴン パワー
「求めていたフォア側のラバーが見つかった。
不十分な体勢からでも得点になるボールが出せる」
2024年09月26日
フォア面のラバーを『DNA ドラゴン パワー』に変更した及川瑞基
9月9日にスティガから発売された微粘着テンションラバーの『DNA ドラゴン パワー』(以下・ドラゴンパワー)。従来の『DNA ドラゴン グリップ』の回転力をそのままに、よりスピードを追求した新ラバーは、硬質なプラスチックボールでも十分な回転とスピードを生み出すことが可能。微粘着テンションラバーを求めるトップ選手、ユーザーに突き刺さるスティガ最高峰ラバーのひとつに位置づけられる自信作だ。
この『ドラゴン パワー』にいち早く興味を示したのはスティガ契約選手で、2021年全日本チャンピオンの及川瑞基(岡山リベッツ)。及川は発売直前に『ドラゴン パワー』をテストし、すぐに気に入って使用を決めたという。
「最初に言えば『ドラゴン パワー』はぼくがフォア面のラバーに求めていた性能を備えた理想のラバーです。これまで使っていたラバーでも自分から強く打つ時は申し分のないパワーボールが出て、十分に使えていました。しかしラリーなどで相手に押されて、自分が不十分な体勢での打球では、当たり前のことですがボールの質が落ちてしまいます。
『ドラゴン パワー』は、この不十分な体勢での打球でも手首でキュッと回転をかけて打つと、相手コートのバウンドでボールが上がったり、沈んだりしてクセ球になって得点に繋がります。そして、十分な体勢で強打をするとポジティブな意味でのブレ球になってバウンドが変化したりするので、決定打になる確率が高くなる。劣勢でも優勢でも、得点打になるボールが出せる性能は、ぼくが追い求めていたラバーです」(及川)
及川が選んだのはスポンジ硬度が57.5度のトップ選手仕様の『DNA ドラゴン パワー』
3つのスポンジ硬度から
自分に合った硬さを選ぶのが良い
『ドラゴン パワー』には3つのスポンジ硬度がラインナップされている。及川が使うのは最も硬い『57.5度』で、ほかに『55度』と『52.5度』が用意されている。及川はスポンジ硬度について、次のように話す。
「『ドラゴン パワー』の試打では、最初に『55度』を使いました。次に『57.5度』を打ってみて、ぼくはもともとかなり硬めのラバーが好きなので『57.5度』のほうがしっくりきました。もう瞬間的に『理想のラバーだ』と感じたので、この試打の3日後にTリーグの開幕試合がありましたが、フォア側を『ドラゴン パワー』で出場しました。そして、試合では自分の思いどおりのボールを出すことができて、勝利をあげることができた。それから日数も経っていて、今はさらに使いこなせていると感じています。
ただし、ぼくが使う『57.5度』はかなり硬いラバーになるので、硬いラバー好きの方やパワーのある方は使うことができると思いますが、一般の選手には硬すぎると思います。『ドラゴン パワー』が気になる方は、自分のスイングスピードやパワーを考えて『52.5度』と『55度』から選ぶのが良いと思います。『52.5度』でもこのラバーの良さを十分に発揮できると思います」(及川)
及川は『ドラゴン パワー』は攻撃だけではなく、サービスやレシーブでのストップ、ツッツキも切れるようになったと言う。
「サービスはより切りやすくなりましたね。台上の技術はもっと慣れていく必要を感じていますが、以前よりも確実に切りやすくなって、実際にツッツキなども切れるようになっています。ツッツキをガツンと切って、相手にドライブで持ち上げさせて、それをカウンタードライブする時も不安なくスイングできます。これもぼくが求めていた性能です」(及川)
市場では微粘着テンションラバーの発売ラッシュが続いている。スティガが新たに放った『DNA ドラゴン パワー』は全日本チャンピオンであり、日本代表として世界で戦った実績を持つ及川瑞基が「ベタ惚れ」した微粘着テンションラバーとして、ほかにはない高い性能を持つラバーになっている。
微粘着で強いグリップ力を持つトップシート『DNA ドラゴン パワー』
『DNA ドラゴン パワー』は高反発ながら食い込みやすいスポンジを持つ