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「『DNAドラゴンパワー55』はマニュアルチック。
操作性が高いラバーです」(成冨)

2024年10月07日

『DNAドラゴンパワー』の試打!
唐橋卓球のツインエース、永安紀一さんと成冨晃司さんに聞きました!

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「ものすごく回転をかけたい方で、ツッツキをしっかり切ってカウンターを狙う人にはオススメです」(永安)

今回は唐橋卓球でも指折りのテスターと呼ばれる成冨晃司さんと永安紀一さんにスティガ『DNAドラゴンパワー』を試打してもらった。『DNAドラゴンパワー』は「52.5」「55」「57.5」の3種類のスポンジ硬度を揃えている。

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永安紀一 52.5,55,57.5の硬さ違いの3種類を全部打ちました。52.5は最近の微粘着では軟らかめの部類なので、使いやすさを感じました。マニュアルチックなコントロール性能に優れています。ものすごく回転をかけたい方で、ツッツキをしっかり切ってカウンターを狙う人にはオススメですね。

成冨晃司 ぼくも3種類を打ったんですが、55度はやはりマニュアルチックですね。最近の微粘着の傾向はオートマチックに飛んでいく粘着が多いのですが、55はしっかり振らないとボールは飛んでいきませんが、その分、しっかり自分の意志のとおりに飛んでいくので操作性の高いラバーです。

バックハンドのタッチが素晴らしい永安さん

●ーオートマチックではなくマニュアルチックという表現は、勝手に飛んでいくというよりも自分の意志のとおりにボールを動かせるという意味ですね。

成冨 そうです。オートマのようなラバーは勝手に飛ぶというイメージで、時にわずかにオーバーミスをすることもあると思いますが、『ドラゴンパワー』はそういうことがなくて、飛ばそうと思えば速く振れば飛ばせるし、浅く短く飛ばそうと思えば、自分の力を少し押さえればしっかり止まってくれるラバーです。その操作性が高い。特に55度はそうです。

●ー57.5は相当硬い。これは店頭で並ぶラバーでは一番硬いんですか?

成冨 キョウヒョウやXIOMでもっと硬いラバーはありますが、最近出たラバーでは相当硬い部類に入るラバーですね。

永安 57.5は、52.5,55と比べてもボールが深く入る感覚があるので、ラリーで中後陣から攻めたい人におすすめしたい。微粘着なので台上のストップもすごくやりやすいですね。操作性は高いです。

●ー硬さは違っても、共通して操作性は良いのですか? それとも硬さが違うと、個性も変わったりしますか?

成冨 個人的にはそんなに差はないと思います。極端に硬さが違うから差が出るのではなく、強くインパクトした時に初めて硬さの違いがわかるという感じでした。ボールを擦る技術の時にはどの硬さでもボールはしっかり収まってくれます

●ースティガから出ている『ドラゴングリップ』との違いはなんでしょうか?

成冨 『ドラゴングリップ』のほうがオートマチックで、自然に飛んでくれて、自然に回転もかかってくれる。『ドラゴングリップ』のほうが万人受けすると思います。

●ーテンションだった人が初めて微粘着を使う場合は『ドラゴングリップ』のほうが合っているのでしょうか?

成冨 『ドラゴングリップ』のほうが使いやすいと思います。『ドラゴンパワー』のほうはより粘着ラバーらしい弾道が出ています。力量が上がってきて、自分の力加減でボールを飛ばす、ボールを押さえるということをやりたい人には『ドラゴンパワー』が適していますね。

●ー『ドラゴンパワー』はまだ発売して間もないですが。

成冨 『ドラゴンパワー』は試打をして購入した方が何人もいます。つまり実際に打つと「使いたい」と思うラバーのようです。

<卓球王国取材>

立て板に水のごとく感覚を言語化する成冨さん

[なるとみ・こうじ]
千葉県出身、千葉経済大附属高校、國學院大學卓球部、唐橋卓球入社6年目

[ながやす・きいち]
神奈川県出身、湘南工大附属高校、専修大学卓球部、唐橋卓球入社3年目

DNA ドラゴン パワー 52.5・55・57.5

レッド  特厚(2.15)のみ
ブラック 特厚(2.15)のみ
¥9,350(税抜価格¥8,500)
MADE IN GERMANY