STIGA NEWS

「板」の評価も高かった。
トルルスエディションにラウンドタイプが登場

2024年10月28日

多くのユーザーからの要望で、2種類からの選択が可能に。
サイバーシェイプとラウンドタイプ、どちらを選ぶ?

 「すべての卓球ラケットは伝統的な丸い形をしている必要がありますか?」
 そんな挑戦的なキャッチコピーで旋風を巻き起こした、スティガの革新的なラケット形状「サイバーシェイプ」。パリ五輪・男子シングルスで銀メダルを獲得したスウェーデンの風雲児、トルルス・モーレゴードが使用することで、卓球界にも急速に広まり、定着した感がある。

 そのモーレゴード使用モデルでもある『サイバーシェイプカーボン トルルスエディション』に、まさに「伝統的な丸い形」が登場した。その名も『カーボン トルルスエディション(ラウンドタイプ)』。「おいおいスティガ、話が違うぞ」と言いたくなるところだが、まずはスティガジャパンの塩野真人さん(元日本代表)に話を聞いてみよう。

 「発売に至った経緯は、やはりお客様からのご要望ですね。もともと『サイバーシェイプカーボン』は、形だけではなくて板(ブレード)の評判も良かったんです。
 サイバーシェイプでの性能はもちろん気になるけれど、普通の丸い形のラケットだとどんな感じなんだろうと。日本はもちろん、世界でもそういうユーザーからの声がありました。ショップさんからもかなり注目されていますね」(塩野さん)

 唯一無二の形状が注目を浴びる一方で、実は『サイバーシェイプカーボン』はブレードも隠れた支持を集めていた。2枚のカーボンをインナーに配した6.3mmのブレードは爽快にボールを弾き、このラウンドタイプの試打でも「使いやすくて弾みも良い、アウターカーボンくらい弾みますね」という評価を得ている。「この板なら、普通の形状のブレードでも使ってみたい」。そんな声があがるのも自然な成り行きだった。

『カーボン トルルスエディション(ラウンドタイプ)』の合板構成は、『サイバーシェイプカーボン』と同一。「使いやすくて弾む」と高評価を得ている

 スピード重視の強打者好みのブレードゆえ、塩野さんオススメのマッチングラバーは『DNA プラチナ』シリーズ。最も硬い「XH」から軟らかめの「S」まで、レベルに合わせて4種類のスポンジを選べる。
「スピードの出るラケットに回転系のラバーというマッチングもあるので、『DNA ドラゴングリップ』や『DNA ドラゴンパワー』と合わせるのも良いと思います。ドラゴングリップならスピードも相当出ますね」(塩野さん)

 自分好みのブレードで、ラウンドタイプとサイバーシェイプの2種類のブレード形状が選べる。それが今後のスティガラケットの、ひとつのスタンダードになっていく。ユーザーはうれしくも悩ましい選択を迫られるだろう。

『カーボン トルルスエディション(ラウンドタイプ』

¥33,000(税込)
●木材5枚+カーボン2枚(インナー)
●FL・ST・中国式ペン
●板厚:6.3mm
●基準重量:84g

MADE IN SWEDEN
https://stigasports.jp/products/3070