モーレゴードが
初戦で難敵に逆転勝ちでベスト8入り

WTTチャンピオンズ福岡の男子シングルス1回戦に登場したモーレゴード（スウェーデン）。対戦相手は同じスウェーデンのシェルベリで、モーレゴードにとっては手の内を知られている先輩として苦手意識のある選手。直近の対戦では2週間前に行われたWTTチャンピオンズフランクフルトの準決勝で対戦し、モーレゴードが2対4で敗れている。

今大会のモーレゴードは1ゲーム目の最初の得点から拳を固めて吠えるなど気合十分。チームメイトということでトリッキーなプレーは通用しないのか、サービスも派手さを抑えて出し、得意のカットブロックも封印。正統派のプレーで臨んだが、ゲームカウント1対1で迎えた3ゲーム目を1対11で落とすなど試合のペースを握ることができずにいた。

しかし、数々のビッグゲームで劣勢を何度も覆して勝利をもぎ取っている経験からか、4ゲーム目になると動きの速さにギアが上がり、ここぞのポイントで回り込みフォアドライブを連発。ゲームカウントを2対2にすると5ゲーム目も攻撃の手を緩めずに打ち切って難敵を下した。

●男子シングルス1回戦
モーレゴード（スウェーデン）　－10、11、－1、10、8　シェルベリ（スウェーデン）

ベスト8入りしたモーレゴードの次の相手は世界ランキング1位の王楚欽（中国）。今夏のビッグイベントでモーレゴードは王楚欽を下し、スターダムにのし上がったが、2度目のジャイアントキリングなるか。注目の一戦は11月22日、15時55分に行われる。

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