STIGA NEWS
モーレゴード使用。
[サイバーシェイプ カーボンCWT
トルルスエディション]発売開始
2023年10月10日
●●● スウェーデンの21年ぶりの快挙の原動力は21歳のモーレゴード
2021年の世界選手権で、六角形ブレードの「サイバーシェイプ」を右手に、大活躍したトゥルルス・モーレゴード(スウェーデン)。卓球選手や関係者はそのラケットに熱い視線を向けると同時に、この選手のクリエイティブなプレースタイルにも心を奪われた。
両ハンドの攻撃的なドライブプレーが主流となっている世界の中で、ドライブのみならず両ハンドのカウンタースマッシュを放ったり、サービスの出す位置を自在に変えて繰り出す変化サービスなど、見ていて飽きない卓球だ。
そのモーレゴードが実際に使っているラケット「サイバーシェイプ カーボン CWT トルルス エディション」が発売された。
現在、世界ランキング13位のモーレゴード。来年のパリ五輪ではメダルを狙う
2021年12月、従来の楕円形ではなく、六角形ブレードの『サイバーシェイプ カーボン』を発売し、卓球界に革命を起こしたスティガ。さらに2023年春に『サイバーシェイプ カーボン CWT』が発売。さらに10月に本人が使用している「サイバーシェイプカーボン CWT トルルス エディション」の発売がスタートした。
スティガには、グリップ内を空洞にして重心を先端に寄せることで、重量を抑えながらも威力を出す「WRB」グリップがあるが、今回用いられた「CWT(カスタムウェイトテクノロジー)」はその逆だ。
グリップエンドに空洞を作り、そこに異なる重さの重量パーツをはめ込むことで、ラケット重量を自在に調整できるようにした。これにより、「重心を変えたい」「ラケットを重くしたい」などの悩みを簡単に解決できるようにしたのだ。
「CWT」の開発経緯を、スティガ社プロダクトマネージャーのフィリップ・ヴィストロムさんに聞いた。
「トップ選手と話をすると、小さな練習場と大きな大会会場では打球感が違うと言います。大きな会場ではボールが飛びにくくなるように感じる。それをラケット重量で解決できないかと考えた結果、グリップに重さの違う磁石の重量パーツを埋め込むことを思いつきました」(ヴィストロムさん)
『サイバーシェイプ カーボン』を使って世界選手権2位に輝いたモーレゴード(スウェーデン)も2022年から開発に加わり、昨年12月からは自身も『サイバーシェイプ カーボンCWT』を使用し、会場の大きさやその日のコンディションによって重さを使い分けている。
スティガ社 プロダクトマネージャーのフィリップ・ヴィストロム
グリップ部分に3種類の異なるウエイトをつけることができる
ブレード面にはモーレゴードの得意のガッツポーズがプリントされている
レンズは「金メダル獲得」の願いを込めて、ゴールドのエンボス加工。高級感が漂う
卓球界の最先端を詰め込んだ『サイバーシェイプカーボンCWT』。それは話題作りのためではなく、勝つために作られた本気の一本。80年近い伝統を誇るスティガは、常に新たな時代を見据えている。
10月に発売された「サイバーシェイプカーボン CWT トルルス エディション」。まさにモーレゴードが使用する「サイバーシェイプ」を手にすることができる。
<記事=卓球王国 写真=ETTU 商品写真=江藤義典>
ストレートグリップ
フレアグリップ
ペンホルダーの中国式グリップ
モーレゴード使用ラケット
CYBERSHAPE CARBON CWT
Truls Edition
サイバーシェイプカーボン CWT
トルルス エディション
¥44,000(税込み)
●木材5枚+カーボン2枚
●FL・ST・中国式ペン
●板厚:6.3mm±
●平均重量:85g
●重量パーツ:3g・6g・9g(3種類)
創造性のDNAをラバーに搭載した
モーレゴード使用ラバー
DNAプラチナXH
色:黒・赤
厚さ:MAXのみ(スポンジ2.3mm)
スピン系高速裏ソフトラバー
¥8,800(税込み)