STIGA NEWS

「カキーン」と鳴り響く金属音の心地良さ。
スピードとコントロールを両立する
『マントラ サウンド』

2025年02月21日

マントラ サウンド
テンション系裏ソフト
厚さ:特厚・厚・中厚
カラー:レッド・ブラック
スポンジ硬度:42±3
MADE IN JAPAN

「柔らかいスポンジの高弾性裏ソフトにスピードグルーを塗った時の打球感」。シニア世代には懐かしくも“”刺さるフレーズ”ではないだろうか。

 スティガが発売する『マントラ サウンド』は、現在の裏ソフトの主流になっているスピン系テンションの「がっつりとボールをつかんで飛ばす」フィーリングとは違い、「柔らかくボールをつかんで飛ばす」フィーリングのテンション系裏ソフト。前述した柔らかいラバーにスピードグルーを使用していた時の打球感に似ていて、スマッシュやドライブ時にカキーンと高鳴る金属音と柔らかくボールをつかむフィーリングが心地よいラバーになっている。

 『マントラ サウンド』は、スピン系テンションを使いたいけれど「打球時の反応が良すぎてコントロールがしづらい」と感じている選手や、ツッツキやループドライブでチャンスを作り、決め球はスマッシュというプレースタイルの選手に試してもらいたいラバーだ。

 実際に使ってみると、軽打では抜群のコントロール性能があり、強打でもスマッシュではラケット角度にシビアにならなくてもコートに入ってくれる安定感がある。ドライブもループや中打ならば強くスイングしても問題ないが、スピン系テンションラバーのようなラケット角度をかなり被せてフルスイングするとネットミスが出る時があるのでやや注意が必要か。もっとも、そうしたラケット角度を被せて強打をしたい選手は『マントラ サウンド』ではなく、DNAシリーズのほうがプレーにマッチするだろう。

 『マントラ サウンド』は、『マントラ』シリーズの4枚の中で、弧線の高さは2番目の性能になる(イラスト参照)。そのためドライブはもとより、スマッシュでも弧線を作ってくれるので安定感がある。

 youtube上でも試打動画にもいくつか取り上げられているが、某試打チャンネルでは、中~上級者が試打をしても「打球音は気持ち良く、トップ選手になったような気になれる。ボールが上に上がる。スピード、回転とも申し分ない」など絶賛。ターゲットは初~中級者やレディース選手になっているが、柔らかくボールをつかむフィーリングを好み、スマッシュなどミート系の技術を多用する選手あれば、上級者でも使える性能になっている。

『マントラ』シリーズの弧線の高さのイメージ図。『マントラ サウンド』は高い弧線を誇る