STIGA NEWS

スティガから2枚目となる
ラージボール用ラバーが発売。
回転のかけやすさと安定感を追求した『STラージ』

2025年04月18日

独自の粒形状、粒配列に25度というやや柔らかめなスポンジを組み合わせたことで、回転がかけやすく、安定感が増している

『STラージ』
6,050円(税込)
ラージ用テンション系表ソフト
厚さ:MAX・特厚
カラー:レッド・ブラック
スポンジ硬度:25±3
MADE IN JAPAN

 この春に発売された『STラージ』は、スティガで2枚目となるラージボール用のラバー。ラージボールに求められる安定性を重視して、より回転がかけやすいようにトップシートの粒形状と粒配列を研究開発。やや柔らかめのテンションスポンジを合わせることで、44ミリのラージボールをしっかりとつかんでから飛ばすラバーに仕上げた。

 元日本代表として2014年世界選手権男子団体で銅メダルを獲得した塩野真人(スティガ・スポーツ・ジャパン)も数年前にラージボールをスタート。両面に『STラージ』を使用して6月末に開催される全国ラージボール大会に出場する。

「『STラージ』は粒もスポンジも少し柔らかめにしているのでとても扱いやすく、回転がかけやすいので自分でボールをコントロールできるラバーです。自分がラージを始めた時に難しいなと感じた技術がツッツキで、ボールがふわっと浮いてしまいやすい。『STラージ』はボールをつかんで回転がかけやすいのでツッツキが浮かずにしっかりと収まります。
 また、ラージはラリー戦になるので一発の威力よりもミスなく相手コートに入れる我慢のプレーが必要です。『STラージ』は自分のボールにして打つことができるので、安定感と安心感が持てるので、その点もぼくがこのラバーを選んだ理由として大きいですね。ぼくはラージでもカットと攻撃を混ぜたプレーをしますが、『STラージ』は回転がかけやすいのでカットとツッツキが安定するのはもちろん、しっかりと切ったツッツキでは相手のネットミスを誘うことができます。見た目よりも切れていると言われるので、それはこのラバーの性能のおかげだと実感しています。
 ちなみにラケットは『サイバーシェイプ オールラウンドクラシック』を使っていて、フォア面にMAX、バック面に特厚を貼っています。サイバーシェイプのブレード形状はスイートエリアが広く、ミード打ちもやりやすいのでラージにもお勧めできます。ぼくは弾みを抑えたタイプのラケットですが、『サイバーシェイプ カーボン』など弾みの良いラケットとも『STラージ』は相性がいいので、好みで合わせていただければと思います。
 全国ラージボール大会は2022年に初出場して準決勝で負けてしまったので、今年は優勝したいと思います!」(塩野)

2022年全国ラージボール大会での塩野

 卓球王国編集部でも『STラージ』を試打。合わせたラケットは『サイバーシェイプ カーボンCWT』。フォア、バックの基本打法から「ボールがしっかりと上がる」という打球感を実感。ドライブ、ツッツキなど回転をかけた技術ではボールがスリップすることなく、安心して打つことができる。その「落ちない」安心感もあって、振り切るような強スイングでスマッシュを打つことができるので、決定打も迷わずに打ち込むことができた。

 『STラージ』は安定感を第一にしながらも、より回転やスマッシュなどの強打を求めるラージプレーヤーに手にしてもらいたいラバーになっている。

卓球王国編集部の試打で使ったラケット。『STラージ』は厚さMAXを貼ってみた