STIGA NEWS
DNAプラチナシリーズを語る
元日本代表・塩野真人
「シートの強さとボールの威力を感じてほしい」
2023年10月31日
![](https://stiga.world-tt-s.com/wp/wp-content/uploads/2024/12/ph01-5.jpg)
●●● 最も売れるのはモーレゴードが使用する「DNA プラチナXH」で、その次は硬度47.5の「DNA プラチナM」です
●ー営業と講習会などで全国を飛び回っている元日本代表の塩野真人さんに「DNA プラチナ」シリーズのそれそれのラバーの違いを語ってもらいます。
塩野 「DNA プラチナ」シリーズはレベルの高い選手の皆さんに使ってもらっています。一番人気は「XH」、モーレゴードが使っているラバーです。スポンジ硬度は52.5度です。「H」が50度、「M」が47.5度、「S」が42.5度です。
「DNA プラチナ」のコンセプトは「弾み」であり、「威力」なので、トップシートを若干薄めにして、スポンジはMAX で2.3MMまで厚めにしています。
「DNA プラチナ」でも「XH」「H」「M」「S」はトップシートは同じで、スポンジ硬度を変えています。
DNA シリーズ全体では、「ラケットを活かす」というテーマがありますが、その中でも「DNAプラチナ」は弾みの良さが特徴です。
![DNA プラチナXH を使い、創造的なプレーを見せるモーレゴード(スウェーデン)](/images/news/2310e/ph02.jpg)
DNA プラチナXH を使い、創造的なプレーを見せるモーレゴード(スウェーデン)
●ーというと、実際にはどういうラケットが合うのでしょうか?
塩野 木材だけのラケットでも良いのですが、より威力を求める選手ならばアウター、インナーのカーボンが適しています。
モーレゴードが使っている「サイバーシェイプカーボン」もインナーラケットですが、「DNA プラチナXH」との相性も良いですね。
52.5度というスポンジ硬度ですが、「DNA プラチナ」は特にトップシートが軟らかく感じるので、スポンジ硬度ほどの硬さを感じないのです。スポンジの気泡も詰まっているので、その分、トップシートは軟らかめにしています。
●ー威力は「DNA プラチナXH」で、「DNA プラチナH」のほうが使いやすいのでしょうか?
塩野 そうですね。XH よりはH のほうが扱いやすいですね。高校生だと「DNA プラチナH」を選ぶ人が多いし、中級者でもH が多いのですが、中にはパワーヒッターもいるのでそういう人は「DNA プラチナXH」にトライしても良いと思います。
![世界選手権の日本代表、メダリストだった塩野真人](/images/news/2310e/ph03.jpg)
世界選手権の日本代表、メダリストだった塩野真人
●ー「DNA プラチナM」と「DNA プラチナS」はどうでしょう?
塩野 「DNA プラチナXH」がプラチナシリーズでは最も売れているんですが、その次は硬度47.5の「DNA プラチナM」です。スティガのアドバイザリースタッフの原澤駿太(卓桜会栃木卓球センター)選手もこのMを使っていますし、香取悠珠子(卓桜会栃木卓球センター→星槎中)も力のつき方や身体の成長に伴いSからMを使って現在はHにしています。
「DNA プラチナは弾むラバーだけど、使いやすいんですね」という声を聞きますね。特に小学生のトップクラスの選手でも使えるし、試打会では片面XH、もう片面はMという組み合わせのラケットを好む選手が多いです。
また契約選手の中には両面Mの選手も多いです。
●ー小学生の原澤君はどういう組み合わせですか?
塩野 「サイバーシェイプウッド CWT」に両面「DNA プラチナM」です。軟らかいラバーを好んで高性能を好む人が「DNA プラチナS」を選びます。硬いのは無理、というレディース選手も使っています。スポンジ厚が「特厚」でもトップシートを入れた全体の厚さが「厚」と同等ですので重さも抑えられています。
●ーレディースの選手はやはり厚さや重さを気にするのですか。
塩野 そうです。「DNA プラチナS」だと軽めのラバーで、軟らかいので扱いやすく、かつ高性能、という面がレディースの選手から好まれる理由だと思います。トップシートが強いのでツッツキも浮かない。レディースの選手はボールを持ちながらスマッシュをしたりするのでSのほうが打ちやすいのだと思います。
●ートップ選手が「DNA プラチナ」を好む理由とは何でしょう。
塩野 やはりシートの強さとボールの威力ですね。相手のボールに負けないこともあり「DNA プラチナXH」「DNA プラチナXH」が好まれるのはカウンターもしやすくて、自分の力を発揮できます。モーレゴードは「DNA プラチナXH」のシンボル的な選手ですね。
彼のパワープレーを可能にしているし、彼がドライブだけでなく、ミート打ち系の技術もできるのは「DNA プラチナXH」ならではですね。
PROFILE
塩野真人/しおの・まさと
1986年4月30日生まれ、埼玉県入間市出身。狭山ヶ丘高校から早稲田大学へ進み、主将を務め、卒業後、東京アートで活躍。2013年ジャパンオープン優勝、同年チェコオープンでも優勝を飾る。
2014年世界選手権東京大会で日本代表で活躍、銅メダルを獲得。フォア裏ソフト(DNA ドラゴン)、バック粒高(バーティカル20)のカットマン。
2017年に現役を引退した
![](/images/news/2310e/ph04.jpg)
DNA プラチナXH
¥9,020(税抜¥8,200)
スポンジ硬度 52.5 度
厚さ MAX(2.3)のみ
コントロール 72
スピード 168
スピン 140
DNAプラチナH
¥9,020(税抜¥8,200)
スポンジ硬度 50度
厚さ MAX(2.3)/特厚(2.1)
コントロール 74
スピード 164
スピン 140
DNA プラチナM
¥9,020(税抜¥8,200)
スポンジ硬度 47.5 度
厚さ MAX(2.3)/ 特厚(2.1)
コントロール 76
スピード 160
スピン 140
DNA プラチナS
¥9,020(税抜¥8,200)
スポンジ硬度 42.5 度
厚さ MAX(2.3)/ 特厚(2.1)
コントロール 78
スピード 156
スピン 140