STIGA NEWS
2年前の発売からジワジワと売れている「DNA ドラゴン グリップ」微粘着テンションの真価を発揮する一枚
2023年11月08日
●●● 微粘着好きのユーザーの間で
口コミで広がった逸品
元世界選手権日本代表の塩野真人さんが自身も使用している「DNA ドラゴン グリップ」の魅力を説明してくれた。
●ースティガラバーの中でも隠れた名品と言われるのが「DNA ドラゴン」ですね。微粘着性裏ソフトですね。
塩野 回転量が相当にあるラバーで、自分の回転にしてボールを打ちながらも、相手の回転量にも打ち負けない。スポンジ硬度は55度ですが、扱いづらくないと中級者の方、レディースの方にも言われています。
●ー発売したのはいつですか?
塩野 2021年7月です。卓球市場では微粘着ラバーブームでしたが、「DNA プラチナXH」も売っている時に、発売されました。
最近は多くの選手が硬めのラバーを使う傾向がありますが、その流れに乗った面もあります。
●ー「DNA プラチナXH」の売出し時期だったので、この「ドラゴン」はあまりプロモーション(宣伝)をかけてない印象があります。
塩野 そ実際にそうです。でも、発売後から
口コミでジワジワ広がっていきました。ぼくもサンプルの時から試打していましたが、カットマンのぼくにもピッタリのラバーでした。回転量が多いので、ツッツキ、カット、ドライブの技術がやりやすい。「この性能でこの値段(7,810円)はおトクだね」と言われることが多いですね。
回転量を前面に打ち出す人には非常に良いし、回転量の多いドライブが主戦の人に人気があります。もちろんぼくのようにカットマンの選手にも合います。微粘着テンションですが、ナックルカットが出しやすいのが特徴です。
スポンジは気泡が見えないほどの密度で、強い粘着ではないので打ったボールも失速せずに飛んでいきます。安心感のある微粘着テンションですね。
片面に「ドラゴン」を使って、もう片面には「DNA プラチナ」を使い、球質の差をうまく利用している選手が多くいます。
<取材:卓球王国>
自らも「DNA ドラゴングリップ」を使っている塩野真人さん
ドラゴングリップの側面写真。トップシートのレイヤーシートが厚く、粒の密度もある。スポンジの気泡も小さい
PROFILE
塩野真人/しおの・まさと
1986年4月30日生まれ、埼玉県入間市出身。狭山ヶ丘高校から早稲田大学へ進み、主将を務め、卒業後、東京アートで活躍。2013年ジャパンオープン優勝、同年チェコオープンでも優勝を飾る。
2014年世界選手権東京大会で日本代表で活躍、銅メダルを獲得。フォア裏ソフト(DNA ドラゴン)、バック粒高(バーティカル20)のカットマン。
2017年に現役を引退した
「DNA ドラゴングリップ」
使用者のコメント
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飯野峻輔(MD相模)
ドラゴングリップは回転量を上げたい時に使用します。
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中澤紬(社会人)
回転の多くかかったドライブが打ててコースも狙いやすいです。フォア面で使用
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村上達哉(日製日立)
自分の卓球が泥臭いのでボールの食いつきが以前のラバーよりしっかりいってくれます。
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高校2年生女子
回転量の多いバックドライブが打てる。シートが硬いため、ナックル系のミートも打てるので相手が嫌がる。バック面に使用しています。
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鈴木若葉(國學院大学)
飛ばない分思い切ってカットやツッツキができるので回転がかけたすいです。
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神戸萌恵(コーチ)
微粘着ラバーの中でも弾むほうだと思います。回転を掛けやすいのでドライブが苦手の人は一度試す価値あると思います。
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本宮康弘(社会人)
激しく回転がかかるのでついつい力を入れながらカットをしてしまいます。
DNA ドラゴン グリップ
¥7,810(税込)
スポンジ硬度 55度
厚さ MAX
コントロール 80
スピード 132
スピン 146