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マスターズのトップランカーが『HELIX プラチナ』を試打。それぞれの評価はいかに!?

2026年04月22日

 スティガから発売中の『HELIX プラチナ』。自らが使うラバーとしてモーレゴード(スウェーデン)が開発にたずさわり、「スティガ史上最高性能のラバーができた」と話す、話題のラバーをマスターズのトップランカー3選手が試打してもらい、率直な感想を聞いた。

試打のメンバーは下記の選手たちにお願いした。

スイングを加速させるほどに応えてくれる「正当派ラバー」

 『HELIX プラチナ』(以下・ヘリックス)のXHとMを打ちましたが、非常に良いラバーですね。特にXHは、ドライブ時にインパクトに向かってしっかりとスイングを加速させられる選手が使うと、すさまじい威力を発揮すると感じました。
 一方で、自分でスイングを加速させずにラバーの弾みに任せて打ってしまうと、少し平凡なボールになってしまうかもしれません。男子選手はもちろん、女子選手でも男子のようにスイングスピードを上げていけるトップクラスの選手には、非常に相性が良いのではないでしょうか。
 台上では、特にツッツキのコントロールがしやすかったですね。レシーブなどで長く切って送るなどの操作が思い通りにできます。
 ブロックもやりやすいですし、ミート打ちや下回転打ちでのドライブのスピードも出しやすいです。ループドライブも好感触でした。ただし、どの技術においても、スイングをしっかり加速させて振り切らないと回転量が落ちてしまうので、そこを使いこなせる選手にとっては最高の武器になるでしょう。
 Mの方は、XHだと少し飛びすぎると感じる選手に最適です。台上のツッツキやストップも、Mの方がより扱いやすく、収まりが良い印象です。ブロック主体の選手にとっても、コントロールの良さがあり、非常にバランスの取れたラバーになると思います。
 最近のドイツ製のトップラバーは微粘着を売りにするものが増えていますが、『ヘリックス』は小細工のない、非常に素直で気持ちの良い「正当派のラバー」ですね。(大串春文)

『ヘリックス』の試打に使用したラケットは『カーボン トルルスエディション(ラウンドタイプ)』

高い次元でまとまった「現代ハイスペックラバー」の典型

 『ヘリックス』は、世界トップのモーレゴード(スウェーデン)が使用しているラバーということもあり、威力、スピード、シートの引っかかり、そして切れ味と、すべてが最高レベルのラバーだと感じました。
 私のレベルでは、スポンジ硬度52.5度のXHと47.5度のMの「硬度5度の差」を明確に感じ取るのは難しかったのですが、どちらも間違いなく最高峰の性能があると感じました。このラバーは、慣れてしまえば「ラバーがボールを運んでくれる」ような感覚がありますね。ネットに向かって真っすぐ打ち抜いていくような、現代のハイスペックラバーの典型と言えるのではないでしょうか。
 個人的にはフォア面で使うのがおすすめですね。弧線を描くドライブも、一撃で決めるスマッシュも、自分の意図した通りの軌道と回転量で飛んでくれます。これだけの高スペックでありながら、扱いづらさがないことには驚きましたね。(尾本健一)

黒が『ヘリックス プラチナHX』で赤が『ヘリックス プラチナM』

忖度なしでピカイチの性能。フォア面にXH、バック面にMは「最強」の構成

 今回『ヘリックス』を試打して驚いたのは、カタログ数値上の硬度に反して、打球感が非常に柔らかく感じられたことです。個人的には、これまでいろいろ打ってきたラバーの中でも、性能面で頭ひとつ抜けていると感じました。
 サービスとツッツキの切れ、下回転打ち、ループドライブの回転、前陣でのカウンターに、中陣でのドライブの引き合い。どれをとっても「火の打ち所がない」という言葉がぴったりのラバーです。私が今使っているラバーよりも、『ヘリックス』のほうが自分に合っているかもしれないと感じるほどです。
 バック面にXHを使ってミート打ちをした際には、少し硬さを感じてブロックが落ちてしまう場面もありましたが、スポンジの柔らかいMにすることで解決します。フォア面にXHで、バック面にMを持ってくる組み合わせは、個人的には「最強」ではないかと思います。
 ラケットはインナーの『カーボン トルルスエディション(ラウンドタイプ)』でしたが、球離れも良く、ミート主体の選手には大きなメリットがあるはずです。特にXHは下回転打ちがしやすく、好印象でした。自分にとても合っている組み合わせだと感じましたし、とにかく『ヘリックス』の完成度の高さには本当に驚きました。(竹須学)